稲藁 稲藁宅配便

水稲に使われる農薬

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稲藁宅配便
国産稲藁は安心して使えるか? 水稲に使われる農薬を調べてみました
薬効は長くて60日、ですから1年以上経過した藁は、殆ど無害と言えると思います。
私は50年以上毎日稲藁に接触して生活していますが、健康被害は出ていません。生まれた3人の子供たちも小さい時から藁の仕事を手伝い健康に育ちました。

集荷先農家の聞き取り調査からの例です、農家によって薬品と回数は異なります。
儲からない米作りに高い農薬(300gで3,000円も)は最低限の回数しか使わない。

年間水稲病害虫防除基準  平均的な散布回数です
使用時期 病害虫名 薬品名 10a当りの使用量 使用方法
種子消毒 いもち病、ばか苗病
籾枯細菌病、褐条病
ベンレートT水和剤か、スポルタックスターナSE 200g(20倍) 10分間浸漬
苗箱施薬 いもち病
イネミズゾムシ、イネドロオイムシ、ニカメイチュウ、 イナゴ、ウンカ類
(長期持続型薬)
Drオリゼプリンス粒剤10(混合剤)
1〜1.5kg 田植え当日、育苗箱一箱に50g施薬
7月上旬 いもち病 コラトップ粒剤 3〜4kg 5cmの水深で散布、3〜5日間は淡水状態を保つ。
7月中旬〜8月上旬
ニカメイチュウ、イネツトムシ、ウンカ、ヨコバイ類 パダンミプシン粒剤 3〜4kg 収穫45日前まで使用可能(薬効期間は45日間)
除草剤の散布は体系処理法が多く2回の散布が多いです。
1回処理法
一回処理法(水持が良く水管理が十分出来る水田)
使用時期 雑草 薬品名 10a当りの使用量 使用方法
田植直後〜田植後10日
雑草 ザ・ワンフロアブル 500cc 畦畔より散布(薬効期間は55日間)
体系処理法
水持が悪く水管理が十分出来ない田
代かき直後 田植前の雑草処理 ユニハ―プフロアプル 500cc 田植前4日以上おく
田植後15〜25日 雑草処理 ウルフェース1キロ粒剤51 1kg 専用散粒機等を利用
中間除草
雑草が残った水田
田植20〜30日後
ノビエが多く残った水田 クリンチャー1キロ粒剤(ノビエのみ効果がある) 1kg 水深3〜5cmを3〜4日保つ
田植20〜30日後
ノビエ以外の雑草 バサグラン粒剤 3〜4kg 散布前日に落水し散布後3〜4日は入排水をしない
田植20〜30日後
アオミドロ・浮き草・ヒルムシロ モゲトン粒剤 2〜2.5kg 増殖最盛期に散布